年金ってそんなに昔からあるもんではなかったんですね。

今、テレビで池上彰の番組をたまたま見てたのですが、年金について説明してました。
私も年金が気になる歳になってきているので、若い頃は全く気にしてなかったのですが、最近は結構興味があります。
それでも不勉強で、ほとんどその歴史や仕組みの根本的な狙いなどは知りませんでした。
その番組を見てちょっと疑問を持ちましたので、それについて書こうと思います。
最近、よく少子化、高齢化なので、今の若い人が歳をとった時には年金でもらえる額が少なくなるだろうと言われたり、一方で私も実感してますが、給与などから引かれる年金などの社会保険料の負担が全く無視できない位い重いと感じている現役世代がいて、年金制度大丈夫か?という話などを聞いたりします。
私も確かにそう思ってます。
私たちの年代はもう年金をもらう時期が近づいているので、もらえる額も大体わかってきましたし、そんなもんかな、と思えるところもあるのですが、今後老人1人を若者2人で支えるなどと言われると、大変すぎないか?と思ったりします。
それでそのテレビでは、年金は保険であり、自分の納めた金額を歳をとったときにもらうのではなく、今の世代が高齢者のために支払う仕組みになっているので、自分が積み立てたお金ではないと言っていました。
なぜそうなったかというと、最初は自分の積み立てたお金をもらうように考えていたらしいですが、物価の上昇があると、積み立てた金額では老後の時点で全く足りないとなりかねないということで、物価に合わせてもらえる金額を変動させる(増やせる)仕組みにするために、その時に稼いでいる現役世代がその時の高齢者を支える仕組みにしたそうです。
確かにそれはそうかもしれないと思いました。
ただ、その後の説明で、結局それでも国民全員を賄いきれないので、今はiDeCoを勧めています。みたいなことになってました。
iDeCoは自分の収入から毎月投資信託などにお金を積み立てていき、それを運用して少しでも利益をあげて、その利益を物価の上昇に充てていくという仕組みだと思いますが、そうなると、最初言っていた、年金は自分のお金を積み立てるものではうまくいかないから今の仕組みになっている(現役世代がその時の高齢者を支える)という考え方と矛盾してしまいませんかね。
本当に当初の考えが正しくて、きちんと運用できるのであれば、本来はiDeCoみたいに自分の収入を自ら投資信託などで運用しなくても老後は最低限の生活ができるということになってほしいと思いますよね。
また、今も納めた年金の保険料は国が海外の株式などに投資して運用しているそうですし、結局は現在の現役世代での負担では高齢者は生活できなくなりそうということではないのかな、と思ってしまいました。
気になったので、年金の歴史をネットで調べてみたら、年金制度が今のように国民全員が義務として加入することになったのは1960年くらいみたいで、私が生まれる少し前でした。ということはまだ始まってから60年程度しか経ってないということです。
今の若者からすると60年前と聞くとすごく昔のイメージかもしれませんが、私が感じたのはまだ制度としてそんなに実績が積み上がったものではないじゃんという感想です。
当然作った当初と今では社会状況もだいぶ異なっていますし、思惑通りに運用できてなくても仕方ない感じがしました。
その割には、今の政治家などからは年金はこういうものであり、絶対に間違ってないからみんなきちんと保険料納めてね、という雰囲気を感じます。
今、厚生年金の個人負担が約収入の9%で国民年金が月に16,540円です。ですから例えば生涯の平均年収が500万円とすると、年間で648,480円です。20歳から59歳まで払ったとしたら、トータルで約25,300,000円となります。
企業負担も加味して厚生年金が18%だとすると、4300万円掛金があることになリます。
これを運用したとして、今の国の年金運用20年間での利率が3.7%だそうなので、約4,400万にはなるのかなと。
それを65歳から85歳まで20年間に充てたら、年間に220万円ですから、月に18.6万円ちょっとですか。
今の年金制度で年収500万の人が老後もらえる年金額は年間に約 2,400,000円だそうなので、そんなに変わりませんね。
これなら自分のために積み立てたほうがみんなやり甲斐があるというか納得がいくというか、結局今の高齢者の支払いをやめられないから、今更制度を変えられないだけじゃないの?と穿った見方をしてしまうのでした。
個人で運用するのは難しいのであれば、国がそのお金を今のように一度徴収して、それを国がまとめて運用してもいいです。
それをその人の老後に還元することにすれば、今の年金のように54歳にならないと自分がもらえる年金額もわからないような心配のある制度ではなくて、今の確定拠出年金みたいにいつでもスマホで確認できて、自分の老後がどの程度担保されてきたかを可視化できると思いますし、そうすると、みんなも安心できてきて、お金を計画的に使えるようになる気がします。
それに、年金でもらえる額を増やせます!言って説明されたのがもらう年齢を75歳からに引き上げるというルールができるそうで、そうすると2倍になるそうです。
でも、75歳から2倍もらっても、そんな歳取ってからいつまで元気で生きるかわかりませんし、逆にそんなにいっぱいもらう必要あるんですか?と思ってしまいました。せいぜい元気で生きたとしても85歳くらいまでですよね。平均年齢から言っても。
その最後の10年間に少し余計に貰えてもね、と。
なんとなく国民を馬鹿にしている気さえしてしまいましたい。小手先感満載です。
まぁ。素人が思いつきで書いてますので、たくさん穴があり、そんなにうまくいかないのはわかりますが、とにかく、毎月ごとに、ボーナスまでも馬鹿にならない保険料を払っているのは事実なので、その仕組みについてはもう少し現役世代が納得のいく、安心できる仕組みに変えてもらいたいと思いました。
消費が増えなくて景気がよくならないとか言われてますが、結局お金に余力がないから使いたくても使えないんですよね。
その大きな要因がこの保険料にあると私は感じますけど。
本当はもっと納得のいく、素晴らしいシステムなのかもしれませんが、どうも騙されてる感が拭えないのが残念です。