アマゾンPrimeの値段

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昨日ネットの記事で、米国でアマゾンPrimeのサブスクの価格が値上げされるというニュースを見ました。

日本円にして年間で約2,000円くらい値上げするそうです。

その記事に書いてあったのですが、コロナ禍の影響もあってか、現在米国でPrime会員が1億7,000万人くらいいるそうです。

値上げしてもみなさんPrime会員から離脱しないと踏んだからの値上げなんでしょうが、驚いたのはその値段です。

なんと139ドルになるそうです。日本円にすると、今日のレートで約16,000円です。

日本では確か5,000円弱だったと思いますので、3倍以上高いのです。

それでも米国ではみんなPrime会員になってるんですね。

これは、まさに今言われている日本の購買力低下を改めて感じる出来事ではないかと思いました。

当然生活環境や価値観は日本と米国では全然違うでしょうから、そのまま購買力と直結して考えるのは乱暴でしょうけど、あまりにも大きな違いに驚きました。

米国の方達も値上げは嫌でしょうけど、それでも着いていけるという事であれば、やっぱりそれは気になります。

もし世界がこのようは価値基準で色々な物の値段が動いていくとしたら、日本の中だけしか知らない私のようなものには、日本の消費者の購買力の低下を実感できないまま、気がつくと世界の基準からすごく乖離した状態になっているのだなぁと思いました。

そしてそれは日本の中だけで色々なことが完結していれば良いのでしょうが、そうはいかない日本の現状を考えると、世界基準でものの値段が決まり始めたら、とても困ったことになるのだろうか、と心配になりました。

実際にここ数ヶ月に渡り、色々な日用品の値上げが進んでいます。

これが意味するところは、今までは企業側の努力や工夫で海外で調達するものの値段をなんとか吸収していたものが、いよいよ限界に達し売価に反映せざるを得ないということなんでしょう。

私は経済については詳しく無いですが、よく言われている日本経済の停滞が今の日本の状況の一因だという感覚はあります。

思えばこのブログの名前にした、「失われた30年」はこの停滞のことを言っているのでしょうから。

私が20代の頃の給与明細が出てきたのでちょっと振り返ってみたんですが、当時の月給は額面で約24万円程度でした。今から30年くらい前の24万円が今のいくら位になるのかよくわかりませんが、まぁそんなに多くは無いですよね。そのまま年収を計算すると、24✖️12 = 288万円。これにボーナスが確かキヤノンの当時は年間で6.4ヶ月だった気がするので(これは結構デカかった)、153.6万円を足して、概算441.6万円となります。

こう見ると、さすが大企業という感じなんですかね。

うちの息子と比べるのはどうかと思いますが、27歳で約320万円らしいので、物価がどうこうという以前に絶対値でも私の若い時の方が豊かです。

しかも当時はコンプライアンスという言葉すらなく、残業はある意味やり放題で、軽く月に60時間はやっていたと思うので、残業代が加算されてました。残業代の時給が約2,000円だとしても60時間残業すれば月に120,000円はつきました。

そうすると年間で残業代が144万円になるので、全部で585万円となります。

実にうちの息子と265万円も差があります。

だから車も買えたんですね。

今のキヤノンの20代の方達の年収はよくわかりませんが、おそらく残業代はこんなにはつけられないと思います。

毎月60時間を年間通じては36協定もあってそう簡単にはできないでしょうから。

ちなみに私がおそらく一番残業した月は190時間をオーバーしてました。

今でもそのようは業種の方はいるのかもしれませんが、少なくとも普通の仕事をしているサラリーマンではそれはできないのでは無いでしょうか。

そうです。私の若い時にお金に余裕があったのでは残業代のおかげが大きかったのです。

残業の良し悪しはさまざまな意見があると思いますが、少なくともそのお陰で手取りも増えていて、お金を使える環境にあったのでは無いかと思います。

結局昔も日本のサラリーマンはそんなに対価が高かった訳ではなくて、残業という非資産的な行為によってその収入を補っていたという事ではないでしょうか。

そしてブラック企業はやっぱりダメだし、さまざまな働き方の改善をおこなってきた結果、その非生産的な行為を是正してきたのですが、その割には基本的な報酬が上がらなかったので、収入自体が減ってしまったという感じでしょうか。

それと私が使えるお金が減ってきたなと感じたのは、やっぱり社会保険料がボーナスにも掛かるようになってからな気がします。

消費税率アップもキツかった気がしますが、それ以上に体感的にはボーナスに厚生年金などの社会保険料が掛かるようになってから、一気に手取りが減った気がします。

ボーナスはみんながもらえるものでは無いのでしょうけど、日本のサラリーマン、特にある程度大きな会社ではボーナスを折り込んで年収を考えているところがあります。

それをあてにして住宅ローンを組んだりしていたと思います。

それが結構響いているように感じます。

この辺りをもう少し実態として調査して、政策などに反映してくれないかなと思ったりします。

それにしても20代で300万円から400万に到達できない人たちが結構いるのが現状だとすると、やっぱり30年間が「失われた」と言いたくなりますね。

私たちの世代にも責任があるのですが、なんとかアマゾンPrimeの値上げについていけるような収入を確保していける社会にしたいです。

33taka77
  • 33taka77

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